最新のお知らせ

いちごの食パンをリリースしました

藤森です。日頃よりふじ森をご愛顧くださり、ありがとうございます。
早いもので、私たちも2度目の春を迎えようとしています。2019年の暮れにこのブランドは生まれ、そしてすぐにコロナがはじまり、2020年は本当にあっという間の1年でした。皆さんが健康に、たのしく過ごせていらっしゃることを願います。

先日用事があり成田空港や羽田空港を訪れましたが、普段の姿とはうってかわって、静まり返ったターミナルは異様な雰囲気でした。
シャッターが下りたショップ街、壁には「〇月〇日~当面の間休業」の張り紙。欠航の文字ばかりが並ぶボード。

普段、自宅や職場など自分のテリトリー内で過ごしていると、どうしても日常化してきてしまったこの情勢も、いちばんに大きな打撃を受けている場所に来てみると、ことの重大さに嫌でも気づかされるものです。1日も早く事態が収束し、ひとりでも多くの命が助かることを願うばかりです。

さて、今日はこの1年を振り返り感じたことを書きたいと思います。
ここはふじ森のショップ内ページですので、あくまでパン屋の話題を主体に書きたいと思いますが、わたし個人の過去の文章やブログを読んでくださっている方はご存知かもしれません、どうしても意思や想いにおける主張がだいぶ強くなりがちな筆質があるのですが、その際はご容赦ください。

今回書こうと思うのは、
〇パン屋の娘がパン屋を実際にはじめてみて
〇パン屋が提供できる価値とは
この2つ。

■パン屋の娘が実際にパン屋をはじめてみて

ご存知の方も多いかもわかりませんが、私自身はうまれてこのかた「パン屋の娘」として過ごしてきました。父は日本にフランスパンを広めた偉大な職人です。実の娘でも自信を持ってそう断言します。

パン屋の基本的業務は、パンをつくって販売する。これだけです。あまりに単純なことのように聞こえますが、実際にこの動作を主体としたビジネスが、意外に難しく、複雑です。
しばらく私はBtoB(法人様向け)仕事をしてまいりましたので、お客様商売(BtoC)がこんなにも思い通りに進められないものとは思いませんでした。

だからこそ、遣り甲斐を感じます。
お客様の声がすぐに届くこのビジネススタイルは何より、「生きている」という心地がします。それも強く、強く。

自信をもって発表したパンが、どんどん売れ、リピートしていただけたときは、本当にうれしいです。一方、改良を重ねリリースしたパンであっても、いまいちお客様のウケが良くなかったこともあります。そのときは悲しいですが(笑)、これが世の中のニーズとジャッジだと思い、販売は早々に中止します。この繰り返しはとても楽しいです。

トップダウンで物事を決められ実施できるのは小さな組織の強みです。トライ&エラーを繰り返しながら自分たちの仕事の精度をあげていき、実践&成長が細かな歯車のなかで経験できることは非常に恵まれた環境と考えます。
個の力が求められる時代がくる、なんていわれるようになって久しいですが、まさしく個々がスピード感を持って成長できる多くのチャンスがこのビジネススタイルのなかにはあると思っています。パン屋という看板ではありますが、私自身も然り、スタッフたちもぜひこの場を活用して人間力を高めあっていければ、嬉しく思います。

■パン屋が提供できる価値とは

前述にもあるとおり、いまは「ものをつくって売る」「自社のサービスを提供する」だけでは、企業や組織の価値は評価されづらくなってきました。その業務の先に、どんな社会的貢献があるのか、そのうえでどんな付加価値を創りあげられるのか、が組織としても、パン屋にも求められています。しかし、生まれてずっとパン屋の娘だった私にとっては、一見 大変難しいテーマでもありました(笑)だって、父はずっと、パンをつくって売ってきたのですから。こんなことを考える時代がくるとは、子供のころのわたしには想像すらつきませんでした。

では、パン屋のその先の価値とは何でしょうか。

パン屋がパン屋として、ただパンを作って売る、
それだけであれば、わざわざパン屋でパンを買わなくてもよいのです。コンビニにも、スーパーにも、明日の朝食として不足なく食べられるパン屋は十分にそろっています。そう、ここがパン屋として提供できる価値とはなにか、という話になってきます。

パン屋として提供できるものは「おいしいパン」「しあわせな食卓」「豊かな食文化」などがあげられるかと思いますが、その先の価値を今後、見出し、創り上げていきたいと思います。さまざまな方法があると思います。

スタッフたちの人生を、パン屋という仕事に就く人たちの人生をさらに豊かなものにしたいーーー

パン業界に戻り、一からその人生をスタートさせると決めた背景には、そんな思いも強くありますが、豊かさは追及するものではなく、どこか副産物的なものだとも考えています。

また、新たな取り組みがはじまりましたら、ここでもご報告させてください。

ところで、先週は待望の「春の食パン」を販売開始することができました。本来、これがこの記事の主題であったはずなのですが、どうしても文章を書きだすと前置きが長くなりがちです。

昨年1年間、さまざまなアレンジ食パンを開発・提供してまいりましたが、もっとも人気が高く、そして私自身も大好きな食パンがこのいちごの食パンです。

いちごの量も20%増量し、贅沢な味わいになりました。1本、食べ始めるとすぐになくなってしまいます。

まるっと1本は量も多いと思われるかもしませんが、意外にあっという間になくなってしまうのでホールでのご購入をおすすめします。ぜひご自宅用、そして贈り物にお使いいただけると嬉しいです。

それでは、くれぐれもお体には気を付けて、元気にお過ごしください。

藤森もも子

  • あの大人気食パンがさらにおいしく!【あまずっぱい春の新作】プレミアムベリー&ベリー〜ホワイトチョコ仕立て〜

    ¥2,500

  • ※箱なし【大人気‼︎】ふじ森&北海道あずきと最高級ボルディエバターの食パンのハーフセット

    ¥2,763 (15%OFF)